能都町鵜川
穏やかな風景の港町
「海瀬」 と書かれた袖キリコ
人が集まり これから 巡回のようです
袖キリコが置かれた 邸宅の座敷にも人が大勢座り
神事を執り行い
それが終わると
袖キリコをお祓い
清めます
お神酒がふるまわれ
日本酒の良い香りが 辺りを漂う
参加者の身が清まったところで
キリコのカバーが外される
武者絵が顔を覗かせる
凛々しい 表情の若武者
カバーを巻き
車輪止めが外される
出発です
電話線に引っ掛けないように 操作しながら
太鼓の音
鵜川の太鼓は賑やか
景気よく叩く
能登の太鼓は 小刻みにリズムとる「こばい」 大きな旋律の「おおばい」
に担当が分かれるのが多いのですが
ここは 2人とも「おおばい」のような ガンガン叩くスタイル
これに カネと笛が加わる
町の長老曰く「最近は女性の方が元気がいい」 だそうで
実際 男前な女子の皆さん
ここのお祭りで 特徴的な武者絵も
この袖キリコは 太鼓叩く後ろ姿の女性が担当
云わば「女性絵師」
凛々しい 佐々木小次郎も 彼女の作品だそう
それを見つめる 絵の師匠
厳しい目で見てますね
ちなみに 師匠の画いた 武者絵は
この絵
着物の柄まで繊細
そして この動き
ちなみにライトアップされると
弟子の小次郎
師匠 赤穂浪士
コントラストのメリハリと色の美しさ
描いた 絵も奥が深い
つづく