万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

ブローバイガス還元装置 調整

昨日 愛車のCB750FOUR K4 でツーリング途中

 

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なんか 懐かしい臭いがバイクからしてくるな

 

これは 私が十代から二十代前半まで愛用していた CB350FOUR

の臭いと同じ

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・・・・ということは ブローバイガス還元装置のパイプが外れて

ガスが漏れているな、と直感

 

「ブローバイガス」とは、本来は、シリンダーとピストンの間からクランケース内へと漏れ出してくる未燃焼ガス(いわゆる生ガス)のことを指すが、一般的には、その他の水蒸気やオイルミストなども含めてブローバイガスと呼んでいる

有害な成分も含まれるため 大気汚染の原因

 

そのため クランクケース内のガスをエアクリーナーボックスに接続

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ブローバイガスを再び燃焼させるように還元

 この装置のことを「ブローバイガス還元装置」と言うのですが

このあいだ記事にした負圧バルブ(ブローバイガスコトロールバルブ)込みで図にすると

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こんな感じ 

初期のブローバイガス還元装置にはオイルセパレーターは付いてない

ので時々通路の清掃は必要

 

このブローバイガス還元装置は古いバイクにには付いていなくて

ブローバイガスは大気放出

先ほどのCB350FOUR(1972~1973年製造)や ナナハンで云うと

CB750FOUR K2(1972~1973年製造)やK3(1973年製造輸出専用モデル)

までは付いてなくて

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写真は K2

 

1974年製造の CB750FOUR K4から装着

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写真はK4

 

私の愛車もK4(1974年製造品)

懐かしい臭いの正体はブローバイガス  長時間吸うと身体には良くない

 

そこで 昨日手持ちの適当なホースで修理を試みたのですが

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ホースが折れてしまい 空気が通らない

 

そこで 今日改めて折れにくいホースで再修理

従来の返送部分に取り付けると 折れにくいホースでも折れてしまうので

アールを緩くして 空気取り入れ口から突っ込んでやる

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これならホースが折れない

 

走らせて見ると ブローバイガスの臭いはしなくなっているので

機能的にはこれで十分と考察

 

これ 同じ方法で K0~K3までのモデルでもブローバイガス還元が出来るんじゃないかな

K0~K3オーナーで長い信号待ちで 臭いが気になる&なんか気持ち悪くなる

なんて感じているライダー  

& 地球環境のクリーンを願うライダーで

CB750FOUR K0~K3の愛用者の皆さん

 

改造自体は簡単なので マネしてみてください

 

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調整後のテスト走行

 走行フィーリングは何の変化も感じられず 問題なし

 

↓ あの臭いが旧車らしくて好きというライダーも居ますが

 

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