中能登町の勝山城
最後の城主になったのは 昨日紹介した
佐々成正側の家臣 「袋井隼人」
袋井隼人に関しては 資料が少なく
①一話目に紹介した 近くの町 芹川に ゆかりの苗字が多く
地元の人にも信頼が厚かったこと
②それに 勝山城という 軍事的に重要な場所を任されたことから
いまでいう社長の佐々成正
専務の神保氏春からも信頼され
③最終的には 前田の軍勢から 勝山城を守った 籠城作戦の名人
という 優秀で信頼も厚かった武将と推測
(上司の神保氏春も籠城戦の名人で 後にあの肥後の熊本城を一向一揆の反抗から守ることに成功しています)
最終的に勝山城から佐々成正側の軍も撤退
地元にはその後の 袋井隼人は資料に登場しない
・・・・おそらく 富山の佐々成正の本拠地に撤退したか?(推測)
宝達清水町 国道156 末森城付近
勝山城から南西に20kmくらいの距離
此処も 石川県内では山と海が近く 軍事的には重要
到着です
佐々成正側の武将 袋井隼人氏が 勝山城城主だったころ
ここ末森城の城主は 前田利家側の武将 奥村 永福
この方 いくつか呼び名が有って 漫画 「花の慶次」にも登場
主人公「前田慶次」の無二の親友「奥村助右ヱ門」がこの人
駐車場にある 末森城見取り図
此処も山城
解説です
簡単に書くと
加賀&能登領主「前田利家」VS 越中領主&能登も取りたい「佐々成正」
つまり 前田側前線基地 末森城
佐々成正側前線基地 勝山城
末森城の攻防戦というのは
佐々成正側のプレッシャーに対し 城主 奥村助右ヱ門は
(花の慶次より)
士気も高く
前田慶次も軍勢に加わる
という戦いの構図
肖像画は晩年の図でしたが 若いころはイケメン
大河ドラマ「利家とまつ」では 二枚目俳優 「中条きよし」さんが演じてます