GX750Ⅳ型 製造期間1980~1981年
最近GX750を手に入れたHIROさま
購入から300km走って 今のHIRO号の問題点としては
・納車前にメカニックの判断で試乗の時よりもパイロットジェットを一つ濃くしたとのことでパワー感が確かに上がったのはいいのだがアイドリング時にガソリン臭くプラグを確認したら全体的に真っ黒。そのせいか始動性がセルよりもキックの方がいい状況の時がある。止まるようなことはない
・1100rpmを下回るやうな時にゴゴゴゴゴと異音がする。試乗の時もあった。暖まりアイドリングが1200以上で安定すれば消える。買った店に聞いたらクラッチ周りからなので今のところ気にしなくていいとの事だったが、近所のバイク屋さんで聞いたらプライマリーチェーンかもしれないね、と言われました。
まぁ普通に乗れてはいますが買ったとこに言ってパイロットジェットは元のものに戻してもらおうかなとは思ってます
・・・といった上記の問題
① 先ず アイドリング時1100RPM以下に回転落とすとゴゴゴ・・とエンジン異音ですが
実は私のGXも全く同じ
1000RPMでも ゴゴゴ音はしないときもあるのですが 温まると
音がしない傾向
後はキャブの同調が狂っていると 1300rpmでも音がすることもあります
1100回転なら温まれば収まると言うことなので 心配しなくても良いと
思います
② ガソリンの燃調が濃いかも・・・
という問題は プラグも黒いなら 濃いんでしょうね
でも走りは問題ないとのこと
GX750も含めマルチエンジンはキャブの脱着だけでも大変
ミキシングジェットを元の番手に戻してもらう前に
ミキシングスクリューを絞ってみませんか?
Ⅳ型のキャブだと ドライバーが刺さっている場所が ミキシングスクリュー
そして 取り外したミキシングスクリュー
柔らかい真鍮製で しかも針先が細い繊細な部品
取扱注意です
スクリュウーを外すと 穴の奥には 小さなワッシャーと小さなオーリング
これも繊細 なくさないように
ノーマルの標準セットは いっぱい閉めこんだ(閉めるときも柔らかく慎重に力を入れ過ぎない)ところから 3回転開け ±0.5回転
・・・つまり 0.5回転が調整範囲
開けると>濃く 閉めると>薄く
なので この場合濃いので 0.5閉めて テストしてみてください
それでOKなら それがベストとまではいかなくてもベターなセッテング
これで濃いなら バイク屋のメカに頼んで ノーマル戻し
③ ガソリン臭い
臭いの方も気になるとのことで 原因は色々
1 キャブをバラシたあとはしばらく ガス臭いことも
2 仰る様に 燃調が濃い
3 油面が高すぎかオーバフロー
4 パッキン オーリングの劣化
5 ブローバイパイプの外れ
・・・辺りが候補かな
5は外から目視で点検できるので 点検してみてください
1か2が要因なら 燃調を薄くして しばらく走行 収まれば OK
それでも臭いなら 油面を疑います
・ とりあえずバラシて清掃&穴という穴はブロー
・ 油面が高いなら >調整
・ 油面を調整してもダメなら フロートの横のガタつき、壁面とのこすれ
動きのスムーズさチェック
・・・私の場合新品に交換したフロートチャンバーのパッキンが
フロートに干渉して悪さしていたことがありました
4 それでもダメなら パッキンや0リングの劣化 > 交換
・・・整備してくれたメカに聞いて 交換歴がわからないなら
この際 新品にしちゃっても良い鴨
部品の手配ですが 4型キャブ部品はキースターのセットがⅡ型なので使えない(メインジェットとミキシングジェットだけは使えますが)
なので XS1100 80~81年型用 ↓
R-Pro-Company アールプロ : キャブレター リペア キット XS1100 G/LG/SG/H/LH/SH '80-'81 (j-bike.com)
で 代用できます (1気筒分余るけど)
GX750万年号
年末に頼んだ 外装塗装がまだ仕上がってこない・・・(´;ω;`)
↓ シャフトドライブは構造上 リアのタワミが少ないので
ガッチリした乗り味& 高速コーナー安定のメリット
・・・重いというデメリット