ヤマハオートバイのデザイン
元祖ヤマハと云えるYA-1
この時から デザイン担当したのは「GKデザイン」
市販化されはしませんでしたが モーターショーの展示車 SV650
ヤマハの優美さを 絵に描いたようなモデル
その後ろに「日本美」とあります
何故「日本美」なのでしょう
GKデザインの創始者 栄久庵堅治さん
あの原爆の体験者
以下 新聞インタビューからの切り抜き
「インダストリアルデザインとは物のデザインですが、私が物にかかわっていこうと心に決めたのは終戦後、広島に復員したときです。原爆で、町は一面の焼け野原。遺体は片付けられた後でしたが、自転車が焼け落ち、自動車や電車が引っくり返っていました。そして焼け焦げた鍋、釜……。私がリュックサックを背負って立っていると、それらの物から声が聞こえてきました。幻想かもしれませんが、救いを求める声が聞こえてきたのです。そのとき私は物には心があると初めて実感し、自分は物の世界に進もうと思ったのです。まだデザインという言葉を知らない16歳のときでした」
おそらく原爆体験からモノのデザインに対する思入れが強く
物から聞こえて来た心の叫びを晴らしてやりたいという気持ちが生まれたのでしょう
勿論 GX750もヤマハなので GKデザイン
GKデザインなのに日本で売れなかったのが疑問
本格的なオフロードバイク 第一号 DT-1
勿論 GKデザイン
XS-1も
GKデザイン
茶釜と云われた このバイクも(YD-1)
同じ250ccなら RZ250
曲線が優美なカタチが多いですが
直線鋭いデザインも
SDR200
そして マッチョな迫力
V-MAX
2015年 残念ながら 栄久庵さんは鬼籍に
その後のヤマハ&GKデザインは
カッコは良いのです
ネオクラッシックを謳っているバイクに関してはデザインが尖り過ぎ
性能は良いのでしょうが 「物欲が沸かない」
と思うのは私だけかな
実際は 世間の評価も高いし販売台数も多い
ということは 私の感覚の方が古くなっているということか?