昨日の旧車イベント 「ビンテージ カー ミーティング」での 展示車両
ホンダ CL350
所謂「スクランブラー」と呼ばれるタイプの単車
ロードモデルである CB350EX をベースにした 派生モデル
ホンダ CB350EX 1968年型
これは CL350の初期型 たぶん1968か1969年型
幅広のハンドルとアップマフラーを採用して 荒れ地走行に寄せた モデル
エンジンも若干低速重視にセッテング変更
4サイクル OHC2気筒 350cc キャブはCVキャブ
タイヤは前後 18インチ
部品の収まりも良くて 丁寧に作られたバイク
この個体は タイプ1 という180度クランクのエンジン
タイプⅡが360度クランク
乗り味にどの様に影響しているのか 乗り比べたことは無いのですが
一般的には
360度クランクの方が回転が安定した疲れにくいエンジン
180度クランクは振動が大きいのですがグリップの良いエンジン
このバイクも 広いところで 撮影
ツートンのカラーリングは 明るくてポップ
ハンドルはクランプが溶接された幅広
荒れ地を想定した 大きめの追加泥除け
楕円のテールランプ
マフラーは左側に取り回し
たぶん 右側にはキックが付いているので邪魔にならないレイアウトを採用したのでしょう
マフラーの造形も美しい
身近なCL350といえば 伊勢原CB号 たぶん1971年型の後期タイプ
塗装のデザインから 正義のヒーローの「バットマン」とのニックネーム
塗装の他に マフラーのカタチやフロント側のウィンカーの位置、シートの形状など
の変更
メカが凝縮したカタチは今見てもカッコイイ
バイクのメカは年々性能進化しますが デザインはその時代での最高峰があって
仮にリスペクト(真似)しても
偽物感は付きまとう
ネオレトロが本物を越えられない理由の一つですね