万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

イソギンチャク号整備 クラッチ編

信州のw3さまの地元のカワサキW仲間  Sさん
 
最近 CB500FOURを格安個人売り買いで手に入れ 車検も取得
 
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外観は多少錆や腐食はありますが 悪く無いですね
 
年式は信州のCB500FOURと同じ`73年型のK1
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この時に試乗させていただいたのですが、  機関の調子は全く出ておらず 乗るのが苦痛な状態
 
具体的には
1、エンジンのパワーが全体に細く 125cc並み
2,アイドリングも不安定
3,バタバタと変なエンジン音
4、クラッチが滑る、切れない、タッチが悪いの3重苦
 
細かいところでは
5、シートの表皮敗れ
6、ライデングポジションが何となく変(ハンドル)
7、サイドスタンドのニョロがチェンジの時につま先に干渉
8、ノーマルのままのライトが暗い
 
このライトの問題ですが車検の時は 信州のCB500号のH4に改造したヘッドライトリムをガムテープで無理やり取り付けて、車検を通した、とのこと
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で・・・・Sさんの希望も有って このバイク マンネン基地にホームステイに来ています
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これが6月半ばの出来事
 
このバイクの特徴はタペットカバーが社外品に変更されていること
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そのカタチは海に住むイソギンチャクに似ていることから このCB500FOUR、「イソギンチャク号」と命名
 
 
 
今日は金沢も梅雨らしく雨 
 
晴れていればXSの部品の買出しに行こうかな。。。と思っていたのですが 中止
・・・・なんか金沢~東京を結ぶ下道最短ルート、R158安房峠も土砂崩れで通行止めに成っているようですが・・・
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こんな日はバイク弄り、イソギンチャク号に手を付けます
 
ポジションが変だと思っていたハンドルはクラッチ側の転倒に依るものか? パイプに曲がりアリ
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写真は ひっぱたいて修正後  バックミラーも左右バランスが良いようにジャンク品から左側に合いそうなモノをチョイスして取り付け
 
クラッチの部品の一部はSさんがあらかじめ用意した クラッチプレート、フリクションデスク、パッキン
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コレにクラッチワイヤーと写真に入れ忘れましたが バネを私が追加
 
 
プッシュロッドギミック 
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外したトコロですが 以外にキレイ 前のオーナーが掃除したかな?
 
それでも古いグリスを落とす為 洗浄
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クラッチカバーはアッサリ外れました(信州のCB500号では苦労したので)
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写真はガスケットも剥がして掃除した後
 
外したクラッチと新品クラッチの比較
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部品の形状から推測するに 元々付いていたのは 新車時からの部品
 
ノギスであたってみましたが フリクションデスク、クラッチプレート共に厚みは規定値に入っていました
クラッチデスクの歪みは定盤がないので測定出来ませんが プレートどうしを重ねて見ると隙間が見えるので歪みはあるようです
精度に関しては補修部品の方が出ているようで 同じように部品どうしを重ねて見ましたが隙間は確認できず
 
 
バネですが、試乗したときに重くは無いのですがタッチが悪いし 滑るので コレも追加で交換することに
白っぽい方が新品部品
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長さ自体は規定値範囲 (規定値 30,5mm以上)
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規定値クリアー 31.6mmですが交換します
因みに新品は32,3mmでした
 
 
組み付けて
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こちら側も組み付け&グリスアップ
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クラッチ関係を全部組んだ後に カバーを開けた時に垂らして減った分のオイルを追加して完了
 
次はキャブだ