ゴッドハンド オーツカ
昨日までの記事 配線作業 時間がかかる内容ですが 仕事合間 2日で終了
5月8日 この日も仕事合間に作業
コンタクトブレーカーケースですが オイルシール&ベアリングともに劣化が見られるので 交換作業
ベアリング一個抜いたトコロ
この様な シールとベアリングがセットになった部分
私は苦い経験があります トライアルバイクの水冷エンジン ウォータポンプ
構造的にはここと同じ様にベアリングとシールの組み合わせで軸受から水が漏れない構造
しかしながら 乗っていればそのうちシールは劣化して水が漏れて オイルに水が混入
「シールがダメだな」 ・・・と思い交換
ところが 一回練習に使っただけで すぐオイルに冷却水混入
「組み方が悪かった」・・・と思い 再交換
またまたすぐに 同じ様に水混入
悩みましたが 真の要因は ベアリングにガタが多くなり シャフトがブレてしまうため すぐにシールをダメにしてしまった
結局 シールとベアリングの同時交換で改善した ・・ということがありました
いきなりですが ベアリング&シール交換完了
これで当面安心
プラグコードも作っていきます
ノイズ&減衰の少ない 同軸タイプに ・・・・この辺は 先生の拘り
完成
ここから 13日
ガバナーから伸びるポイントのカム なにやらカムの凹んでない側にマーキング
・・・・・・とそちら側も凹み加工
こんな加工を個人でやってしまう まさに「神業」
・・・・・そうなんです 勘のいいメカならわかったと思いますが 電気回路を更にシンプルにするために
カムを改造して 2ポイント > 1ポイントに
W通なライダーなら ご存知と思いますが プラグの点火はW1~W1Sは 1ポイント点火
W1SA~W3は2ポイント点火
???と思ったお方 4サイクルエンジンは2回転で一回爆発
そこだけプラグをスパークさせれば良いのです
そうすると 2気筒エンジンでは2個ポイントが必要
しかし 別に1ポイントで毎回転スパークさせても エンジンは普通に動きます
2回に1回は無駄打ちですが ポイントやイングニッションコイルは一つでOK
電気回路はシンプルになるというメリットが出ます
クランクケース は程度の良い中古品準備
元々はw1SAに付いていたモノ 内容的にはW3と殆ど同じ
今回 オイルの循環に問題があったので クランクごと変えてしまえばオイルポンプや仮に他に問題が有っても
不具合改善
元々付いていた W3のクランクケース
今回は まるごと交換します
パッキン類を剥がし 下ごしらえ
クランクケース下側
オイルパンも外し
ストレーナの網清掃
蓋して 13日は終わり
写真見ながら解説してますが 見ると簡単ですが ひとつひとつの作業にノウハウがあるし 普通の人がやると
戸惑う内容 時間もかかる
オーツカ先生は 手練メカの倍の速さで正確に手順を進めて行く
・・・これは実際に見たひとじゃないと 実感沸かないでしょうね