3年ぶりの浅間記念館
前回は仲間と来ましたけど 今回はソロなのでじっくり見ていきましょう
ここの建物自体は 田舎の大きめの住宅くらいの大きさ
中は 受付以外は 広いホールになって バイクが置いてある展示ブースと 机と椅子がある閲覧ブースがあります
展示ブースの車両は毎年入れ替えがあります
その車両はクラブ員やその関係者から集められる生きた車両なので 博物館の展示品ような余所余所しさがない
DT-1
綺麗な車両
・・・・個人的にはハンドル後ろ倒しすぎだろう とツッコミたくなりますが
DT-1に関しては この車両の様にバックミラーは片方だけ付けるのが 当時風で粋(安全性には問題ですが)
メイドインスペインのモンテッサ
1971年ですから 日本製の本格的トライアルマシンが発売される 前の時代の車両
タンクとサイドカバー一体のデザインは CB900Fより早く採用
ロードバイク以外は まだヨーロッパのほうが進んでました
後ろの青いバイクもスペインのブルタコですが既に排気チャンバー採用
メグロスタミナK1P
この時代は 公用車が書付きで平気で民間払い下げ
Z7なんかは 普通に民間に売った数より 白バイ払い下げを黒く塗って出した車両の方が多いと聞いたような
CBナナハン
・・・・やっぱりカッコイイ
そして 750RS(Z2)
今や異常なプレミアム人気
この2車種を上回る人気のバイクは未だなし
セフロさまのブログに登場した KR250 ありました
展示品の後ろには回れなかったので 北総ベースのステッカーは確認出来ず
XS650E
国内向けのカラーでは無いので 逆輸入かな・・・と思ったら
浅間ミーティング 発起人 故 中沖さんの手によるカスタムカラー
貴重な一台
見たらオーナーは女性ですね
XS-1に関しては 青井S美さまも乗りこなしますが キックは重いし ケッチンもある
乗り味も振動があり じゃじゃ馬
優美な外観と裏腹 乗りこなすのは大変な一台ですから 凄いな
最近は少数ながら 確実に旧車女子も増えてきました
XS-1出す前は ヤマハは2サイクルメーカー
ヤマハR-1
丸いタンクとサイドカバーが面白い
CB92
プレスフレームで作ったバイクの最高峰
ある意味 一番ホンダらしい一台
スズキ T20
この頃は スズキも2サイクルがメイン
独自のV型エンジン 美しい仕上げのタンク
無くなってしまったモノは残念です
おなじみ陸王
展示車両を一回り見たら 机と椅子が並べられた閲覧コーナーへ
壁には いろんな小物や写真などがかけられ
棚には古いバイク雑誌
その中でも一番古かったのがこれ
モーターサイクリスト 1969年 7月号
表紙は同年発売の CB750FOUR K0
裏側は広告ですが
私も乗っていた CB50 まさしくズバリこのカラー
途中の広告ですが CB50と同じ「CB感覚」の文字
CB250セニア
・・・・・私が思うCB感覚って とにかくよく回る伸びのあるエンジン 小気味良い4サイクルの排気音 そして匂い
燃費が良くて どこまでも遠くに行けそうな 感覚
風景と一体になれるデザイン
排気量関係なしに この頃のCBに共通する感覚は確かにあった
中身を見ていくと
この様な メカ系の硬めの記事もありますが 当時の少年は学校の教科書より真面目に読んで
理数系に強くなったのかも
同じような記事を今出すと PL法やらナンヤラの関係や
下手に弄ったら 保証対象外・・・とか でこんな記事はあまり書けない
ある意味バイク雑誌はツマラナイ時代
そんな隙間はブログ記事で我々が補えばいいのかな
当時バイクは弄ることが当たり前の時代
こんな記事も多く バイク愛好者は 「乗る」「弄る」「愛でる」の3点セットでバイクを楽しめます
多くの旧車愛好者はこの3点セットが好きだから 意識・無意識関係なしで 楽しんでいるのでしょう
「今 バイク買ったけど 何処行っていいかわからない」
「欲しかったから買ったはいいけど 乗らないし邪魔」
「乗ったけど おもしろさが判らない」
なんて声も聞くけど
今の良すぎるバイク乗ったら 私もそう感じるかも
移動だけなら 軽自動車の方が楽だし 下手するとランニングコストもかからない
昔 ヤマハのCMコピーで 「バイクは人間に一番近い乗り物なんだ」
て言葉がありました
私も同感
人間は欠点も含めて面白い 完璧な奴は面白くないし付き合いにくい
そんな訳で 古い雑誌見ながら 私はポンコツ乗りと めて実感しながら ページをめくる
・・・・続く