万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

1999年バイク事情

1999記事目なので1999年バイク事情を研究
1999年の二輪業界を震撼させた規制 ・・・それは
 
■排ガス規制(平成12年二輪車排出ガス規制)
 まず、この排ガス規制は原則的には2000年式(平成12年式)以降のバイクにだけ適用される規制です。ここで言う2000年式以降のバイクというのは細かく言うと以下のようなバイクです。
  ●新型型式登録車の場合 → 1999年10月1日以降に生産された車両
  ●同一型式継続生産車の場合 → 2000年9月1日以降に生産された車両
 
この規制によって市販2サイクルバイクの大半は製造中止に
2サイクル レプリカバイクは 20世紀に咲き散った
 
個人的にはTLM220が発売中止になるのは痛かった
トライアル初心者が気楽に乗れる 唯一の新車で買える国産マシンでしたので
 
 
 
 
その頃 ロードレースでは まだ 2サイクルエンジンが使われていましたが2002年からレギュレーションが変更 4サイクルエンジンへ
 
1999年 世界選手権ロードレース500CCリザルト

Pos. Cate. Rider Constructor Point
1500ccA. Criville Honda 267
2500ccK. Roberts Jr Suzuki 220
3500cc岡田忠之 Honda 211
4500ccM. Biaggi Yamaha 194
5500ccS. Gibernau Honda 165
6500cc阿部典史 Yamaha 136
7500ccC. Checa Yamaha 125
11500ccR. Laconi Yamaha 103
18500ccS. Crafar Yamaha/MzZ-Weber 19

 
 
・・・・・と バイク界から2サイクルエンジンが追放された年
 
2サイクルエンジンは オイルを撒き散らし 生ガスも排出 燃費も悪い 
環境には負荷が大きいと判断され 製造は縮小
ライダーから ひとつの選択枝が奪われた
そんな分岐点の年でありました
 
この 平成12年二輪車排出ガス規制に限らず 2輪にもいろいろな規制がこの前後にかかって来ています
環境面や安全面で仕方ない部分もあります
 
1997年のPL法みたいに バイクを趣味として楽しむライダーには悪法としか言えない法律も出来て
国産バイクは白物家電化(特にH社)
私の様なポンコツ乗りには 発売される新車が魅力を感じない車種ばかりになるとうい事態に
 
その前年1996年も二輪会には大きな影響を与える法改正がありました
教習所で取れる「大型二輪免許」
それまでの経緯としては
1975年の法改正で作られた 400CCまでの「中型限定」と排気量無制限の「限定解除
大型二輪の事故多発や暴走族問題で出来た免許制度
合格率は6%代と云われた 難試験は今更解説不要でしょう
 
それが大型2輪しか作ってない某外国メーカー USAのアソコにドイツのどっか・・・か 非関税障壁だ・・・
と訴えたものだから 外圧に弱い日本政府は折れての 「大型二輪免許」
 
(個人的には「いらんことしやがって」と感じてます)
なので HDとBMWは一生買ってやらない
・・・ですが いま街中見ると HDとBMWだらけ
ほかの大型二輪も増えて 
初心者が入りやすい400ccが衰退
250ccではリッターバイクと一緒にはしりたくないし 
かと言ってリッターバイクや外車は買うと高いし・・・で二輪の敷居は経済的に高くなり
 
2輪は若者の乗り物から オヤジの趣味へと変化
結果 業界は活気が無くなる
 
つまり 教習所で金はかかるが簡単に大型が取れてしまう > 若者の二輪離れ
私が若者の立場なら 「高い外車のった嫌味なオヤジと一緒に走りたくない」 
 
 
逆に言うと 1975年の中型二輪免許は 気軽な小型 中型を
ライダーが皆一緒のラインからスタート
多くのライダーの目線が同じだったから 80年代のバイクブームを生んだと
私は分析
 
 
 
 
 
時代は後戻りできません 仕方ないことですが
だからこそ 60~80年代に作られたオートバイは希少品 
大事に乗っていきていきたいですね