万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

CB350FOURの思い出

今日はがん検診 もう帰宅してますので 思い出記事でもアップ
 
 
 
 
 
 
 
             万年NAがまだ 紅顔美少年だった頃 解体屋から手に入れたCB50
 
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     当時 高専に通い 廻りの友達は当然の様にバイクに乗る環境  万年少年も次第に興味を持つが 
            「危ない」からという理由で バイクに乗るのは母親からは反対される
 
   でも 原付なら免許は自分のおこずかい程度の金額で取れるし バイクも解体屋から仕入れれば安い
 
 
 
      しばらくすると50ccの性能に物足りなさを覚え メカ的に試行錯誤するも 結果弄り壊し
大きなバイクを手に入れるべく 免許と資金の準備に入る 高2の夏
 
お金がないので 免許は当然試験場一発で受けようと 免許センターへ(当時石川県は 観音堂
その1回目は散々な結果
試験車両はGS400 
原付しかのったことない 少年はその大きさと 重さにビビリ 実技試験は半分も走らないうちに
不合格
 
・・・・こりゃダメだ でも 教習所通うカネはないし
 
作戦変更、 小型二輪から受けることに
 
その1回目 試験車両はCB125T  バイクの大きさには違和感を感じず コースを普通に完走
・・・若干の手応えを感じつつも 試験官にはコースでの確認不良を指摘され不合格
 
2回目~4回目 何れも完走 確認動作は意識しながらやってみるも ふらつきなど指摘され不合格
・・・なんか10代の小僧には 免許なんか簡単にやらないぞ というような匂いプンプン
 
5回目 自分でも走行自体は問題なくコースまわる
その途中 4輪車の検定中車両が所謂「右直」で右折 こちら直進、ですからこちら優先なのですが
危険を察知して こちら停車
4輪の助手席の試験官が手振りで 先行けというので そのまま残りの課題こなす
コース終わって 二輪の試験官のいるタワーに登ると 書類には既に合格のはんこ
 
推測するに 「小僧なんかに免許はやりたくないが あれが回避できるなら仕方ないから合格」だったのでは?
 
 
 
 
 
中型は教習所に通いました、理由は早く免許欲しかったのと 小型もっていれば学科と実技の一部免除なので費用も安いから
 
自動車学校通うと 一応学科2時間 実技3時間 
実技は最初の一時間 教官と走りましたが あとは試験のコーズ図渡され 飼い放し(勝手に練習)
実技受けてアッサリ合格
費用 3万円でおつりが来ました
普通に通うと7~8万
・・・小型で苦労したので 中型はこんな簡単に免許もらえて良いのか? という感覚
 
 
 
さて中型免許もとったし 後はバイク
夏休み部活さぼって 工事現場でバイト 当時日給8000円プラス交通費 と身体はキツかったけど
ワリのいいバイトで金貯めて
 
 
候補は 中古でZ400FX
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近所のバイク屋 店頭価格17万 プラス諸経費、当時でも安い方の値段でしたが ギリギリ金額が足りません
 
 
ふと 横見ると CB350FOUR 8万円プラス諸経費
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これなら 買える ・・・ 17歳の秋でした
 
 
高専時代は お金もなかったし 近所ツーリング程度しかつかいませんでしたが
静岡の会社に就職 コイツも持って行きました
 
 
20歳の夏 社会人になって 多少給料ももらったし お盆休みに本格ツーリング
行き先は東北青森
日航機墜落の年でした)
 
1日目 青森の野辺地 に宿 近くの居酒屋に
メニュー見ると 特産のホタテやマグロは地元でも 高い 
安いメニューを目で追うとホヤ
・・・・ホヤ? なんじゃそれ?
 
こちらは見慣れない標準語の若者なのでマスターが説明してくれました
 
マスター「ホヤというのは 北の海で取れる 海のパイナップル」
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             と指差したところには 鮮やかなオレンジのブツブツした得体のしれない塊
 
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この「苦味がわかればオトナ」・・・との事だそうですが
 
 
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刺身にすると彩は美しく美味しそう
 
 
実際食べると コリコリした食感はいいですが苦い
次のおつまみは値段高いけどホタテにしました
 
しかし酔が廻って来ると皆さん地元の方言、津軽弁なのか南部弁なのか分かりませんが 早口で喋られると
話の内容理解できず、 ただ私は頷くのみ
 
 
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硫黄の成分が溶け込んで生物は居ないと聞いていた 三途の川と例えられる湖
綺麗な水を覗くと小魚がいました
 
温泉
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淡緑のお湯は暑く 入ると強烈で肌がピリピリ
その数日後背中のニキビが一時的に治りました
 
                           大間の近くで食べたつぶ貝
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北陸でいうつぶ貝より小さく 貝殻に模様
濃い色の汁で煮てました
味も濃厚少し泥臭く 濃い味付けじゃないと食えない印象
北陸のつぶ貝のほうが美味しい
 
 
 
 
下北半島は斧の様なカタチしてますが その歯に当たる部分 仏ヶ浦
 
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ここは強烈でした 大間から南下するといきなり 細いダートが斜面を這うように走る
しかも延々
 
・・・・道路はガタガタなので此処でパンクしたら終わるな、という恐怖感 スピードは上げられないけど
  乾いた路面からは土埃
 
喉も乾く  小さな漁村でやっと自販機発見 
バイク停めて飲み物買う 
休憩していると近所の子供が寄ってくる
その子供に聞くと 「買い物は船で北海道の函館」だそうで やはり地の果てに来た気分
 
 
 
 
 
そんな感じで 18歳から24歳の短い間しか所有してなかった CB350FOUR
でも歴代所有バイクの中では一番距離走らせました
 
2回目の東北ツーリングの帰り パワーがないのを実感 エンジン腰上OH オーバーサイズピストンに
その時点で カムチェー伸び確認 テンショナーは新品にするも 治り切らず
 
これ以上乗ると 危ないので 乗り潰したと断念し 24歳のときに廃車に 
 
 
 
 
前後して 限定解除して CB750Fに乗り換え
 
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その頃にはトライアルがおもしろかったし パワーは有ってカッコイイけど 匂いや雰囲気に物足りなさを感じ
CB750Fは20年も所有してけど あんまり乗らなかった 
音や匂い 雰囲気がCB350FOURと同じ CB750FOURを1996年秋に購入
 
つまり CB350FOURに出会ってなければ ポンコツは乗ってなかったかもしれないし 皆さんとの出会いも無かったかも
 
 
 
 
過去の思い出と今の出会いを作ってくれた CB350FOURには 感謝