W1岐阜組本部アジトに到着
先ずは今回の訪問の当初の目的 W1SAのんち号の確認
棚に置かれた のんち号外装
外装は綺麗ですので 今回は手を付けず
組立途中ののんち号
年末に ドッグ入りして全バラ
2月の半ばで フレームにエンジンが乗って 電装品も組み込みまで終了
今は外注に出した足回りの部品入荷待ち
のんち様が W1SAのレストアを組長にお世話になるまでも経緯
◎撮影は昨年 写真はヒョウタンツギさまから拝借
青外装のW1SAがのんち号
念願のW1SAは仕事や子育てに追われた自分へのご褒美
高価で手間が掛かるバイクではありますが その魅力は他のバイクでは代用出来ない存在
整備したという 謳い文句のW1SA購入 エンジンはOHしたとのことですが・・・
手に入れて見ると 確かに整備した形跡はあります
外装はやたら綺麗ですが
フレームや足回りはシートなど 車体回りはボロ
ですから タンクだけが綺麗過ぎて浮いてしまい 不自然な外観
OHしたというエンジンは買った当初から調子悪く そのうちに抱きつく
抱きついた状態を点検すると ピストンは2気筒ともスカスカ
クランキングしてオイルの流れを確認すると オイルの循環量が少ない
故障の流れとしては オイルの循環が悪い > エンジン潤滑不良 > 抱きつき
という流れと 想像できる
腰上分解して解ったことですが ピストンはオーバー 1mmが入ってました
ノーマルの純正オーバーサイズは 0.5と 1、0がありますから 過去二回以上は腰上バラしてボーリングした
形跡と取れます
・・・・過去オーナーは 腰上OHしても 根本の原因である オイル潤滑不良を解決しないままエンジン組んでしまい同じ故障再発、 嫌気がさして手放した ・・なんてストーリーも考えられます
万年W3号も同じ状態で オーツカ先生のお世話になりました からのんち様には同情
修理記事は去年の初夏頃「ゴッドハンド オーツカ」シリーズ記事にしてましので 参照
のんち号 オイル潤滑不良の原因
西田組長が指差しています
クランクケースのタコメーター取り出し口 ここに加工した跡が
組長曰く 「オイル漏れの修理で加工したと思うのですが その時の出た金属の削り粉の不始末
手抜きでケースを組んだまま作業したため クランク内にゴミが溜まり
オイルポンプや通路を塞いだりの悪さをした
・・・実際金属の混じったスラッジがクランクケースから出てきたそうで、以前のメカのミスが故障の原因
クランクケースは変に削lってあるため 再利用はせずに
手持ちのクランクケースから 番号の近いものをチョイス
1mmオーバーのシリンダーはスリーブ打ち換えでもしないと使えないので コレも状態の良い0、25オーバーからシリンダーとピストンを流用
そんな 組織の協力の元 組み上がりつつあるエンジン
云わば「岐阜組魂注入機」 乗るライダーはココロしないと生半可ではライデングできませんね
フレームは「パウダーコート」新車以上の輝き、 不自然に加工された部分も復元
細かい部品も磨き上げ
電装もリピルド オイルネーターやポイント周りもOH
シートも張り替えて 装着されるのを待ちます
表皮のラインも組長拘り メリハリ良く仕上がって取り付けが楽しみ
のんち号の仕上がりは北陸が暖かくなった頃予定
完成が楽しみな のんち様
富山にのんち号が戻ってきたら お披露目も兼ねて W1北陸組ミーティングしましょう
・・・・続く
個人的連絡 のんち様
例のバックミラー 部品箱の中に忘れてしまいました 今度お逢いするときに持って行きたいので、お願いします