万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

能登町鵜川にわか祭 その2

8月22日 能登町 鵜川

夕暮れ近く、 バイクを置いて港を歩く
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港の向こう側から カネと太鼓の音

それを頼りに行くと運河、 橋桁には武者絵
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そのまま進み 橋の上から海側を眺めると 港の外には水平線
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運河の右岸側 音のする方へ
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ところどころ提灯を吊るした民家

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そのまま路地を行くと

袖キリコ
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高さは7~8m 色鮮やかな武者絵が描かれている

このキリコのモチーフは 「鎮西八郎為朝(源為朝・みなもとのためとも)」
水軍を操る、弓の名手  若くして戦で自害

他の武者絵も見てみましょう
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織田信長に仕え 活躍した武将   本能寺で信長と共に没

これは・・ 何も書いてないですが
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おそらく 石川五右衛門
金持ちから金品を盗み 生活に苦しむ庶民の家にそれをばら蒔く 下々階級のヒーロー



樋口次郎兼光
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平安時代 石川県と富山県の県境 倶利伽羅の戦いで活躍 勝利に導いた武将
しかし最後は斬首させられた 悲劇の最後




いつの間にか日は沈み 月が照らし
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キリコに火が灯る
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こちらは 情に熱い 槍の名人 忠臣蔵俵星玄蕃・たわらぼしげんば
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それぞれに アップにしてみました
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モチーフには 情に熱い 悲劇の美少年ヒーローが多いのは 日本人だから?

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祭のプロブラムとしては この後 ドップリ日が暮れてから 港で花火大会 、 それから祭衆が繰り出して
キリコ巡回 宮入・・・ と深夜まで祭りは続きますが

          まだ夕方のこの時間は 「ヨバレ」 と言って 各家々で 祭衆の酒宴ともてなし
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           提灯の明かりが付いた家がそれ 家人が知り合いの客をもてなし その客が別の知り合いを
          その家に誘う 終いには 家人の知らない客まで招き入れ
          「私は何処そこの誰それ」なんて会話になり 
          結果、街の結束は固くなる
            ・・・・準備する方は大変ですが
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そんな 訳で 祭本番までは まだまだ時間
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それでも 日が落ち 暗くなり始めると
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一つ二つと、袖キリコに火が灯り
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          鵜飼の町も幻想的に
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そして空は藍色
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すべてのキリコに火が入る
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鵜川港に闇が訪れる
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                                                    ・・・・続く