能登島のお食事処 みず で刺身定食を食べていると
20人程度の バイク集団が入店
その一人は知り合いでしたので 雑談しながら 食事
能登半島を時計周りにマスツーリング中 珠洲辺りでお昼になったモノの 大人数が入れる食堂が見つからず ここまで流れて来たそうで
たしかに 予約なしで飛び込みで入れて美味しい店は少ないかも
先に食事を終え 外に出ると
気になるバイクが一台
カワサキ FX750Ⅲですね (1981年発売)
好きな車種なのですが 最近見かけることが少ない
750の中では小柄な車体で 機敏な走り
タンクは21リットルも入り 大きい
ジムカーナマニアの間では 重宝されたバイク
元々のベースは Z650 ザッパー (1976年発売)
ナナハンより小柄で 日本人の体格に相性が良く
峠では ナナハンキラーと呼ばれた バイク
そのモデルチェンジ版が FXⅢ
FXⅢの前に FXⅡというモデルがありましたが デザインが中途半端なアメリカン
見たいなシルエットのため人気が出ませんでした
そのためFXⅡは短命モデル
この辺の変わり身の速さは 商売上手なカワサキ
お客さんの好みを的確に把握
そして 1990年に発売されたのが ゼファー750
写真は 最終タイプ 2006年モデル
Z2と同じ火の玉カラー
当時 これ買って 乗らずに10年位寝かせておけば 株買うより儲かると思い
真剣に購入を考えましたが 置き場がないので断念
とまとめると
1976年~2006年まで 30年ものロングセラー
バイクって 最新メカのみが 人気があるんんじゃないことを教えてくれる車種
そんな事言うと SR400軟化もそうですが・・・
ベースとなったTX500 1976年発売
そして SR400 初期型発売は1978年
1970年代 半ばには 今の交通社会でも問題なく走れるエンジンが既に出来上がっていた ということも
1976年発売
3気筒エンジンは当時国内では人気が出ずに 1980年モデルが最終となってしまった GX750
・・・3つより4つの方が 偉いの発想
4サイクル3気筒は今、
コンパクトでバランスが良く トルクフルで高回転にも対応
多くのオートバイや軽自動車で採用されているシステムですが
時代が早かったようで 2020年のいまとすれば 希少なエンジン
今の同じ形式のエンジンはあらゆる意味で調教されていますが 4サイクル3気筒本来の個性を持ったエンジンは今となってはこのGX750だけ
多くのライダーが感じる 今のバイクの調教された乗りやすさは 逆に言えば無個性
無味・無臭 マニアなライダーには物足りない
5年位前までは ゴミ扱いだった GX750が ここの所 見直されているのは
そのせいかも
そんな GX750 で ツインブリッジ
ここは 空を飛んでいる気分にさせてくれる 高度
レシプロエンジンの 単座機に乗っている感じ
七尾北湾沿いに国道を北上
道ハズレにバイク停め
さっき 渡った ツインブリッジ
七尾北湾とその奥に開く 大口瀬戸
遠景が白く霞むのは夏の特徴
防波堤の隅に立ち
この景色を見ながら
こればかりは 今も戦国時代も変わらぬ 快感
ふ~~~ぅ
北上しましょう
↓ 真田丸ファンの方々 ごめんなさい