辰巳用水の物語
藩の情報封じのため工事の機密を知る 平四郎
その母を尋問する村田
平四郎の潔白を命にかえて証明するため 母が自害しようと 短刀で腹を突いたそのとき
一発の銃声 倒れる村田
そして 兵四郎登場
母に詫びる兵四郎
倒れた 村田が言う
「平四郎は殺すために探していたのではない 殺してしまえば 幕府に二心ありと疑われる」
「生かして幕府に差し出せば 前田・徳川の和平が立つ」
これを聞いた 前田利長公
「平四郎を幕府との駆け引きに使うつもりは無い その才は民生に役立てよ」
という裁定を下す
・・・のこへんは 小松の発展に寄与した利長公はけっして長いモノ(徳川)には巻かれないという 小松市民の誇りとポリシーか
現世では 縁が薄かった 兵四郎と常磐 最後の別れを惜しみ 金岩港
これにて 落着
つづく