帰り道

能登半島は広い　

金沢への帰り道も長い

夕方　日は陰っても昼間からの熱で　身体は火照る

　木造駅舎で少し休憩

すると

そのタイミングで　青いディーゼル汽車がホームに

私以外　誰もいない駅ホーム　

ワンマン汽車の運転手は乗る気配がない私を見て　扉閉める

車内には　男女の客

そして窓際にビール缶

汽車が行く

再び　駅舎に静寂

二次元の彼女と

ジュースで乾杯

さ～て　ここからは　

まっすぐ　帰ろう