万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

新聞切り抜き 「ドイツ ヒストリックカー事情」

11月2日の中日新聞に面白い記事が載っていたので紹介します
 
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と 読んで頂いた通りなのですが
自動車を文化の一つと捉えているヨーロッパの国は 制度も違うな・・・・我々の感覚からすると羨ましい
 
 
 
興味もったのでネット調べたらこんな記事
 
 
                                  ☆一部抜粋で掲載  (問題があれば削除します)
 

http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/200911/img/01_01.jpg
今年のフランクフルト・モーターショー
特集 欧米の若者たちにとっての“クルマ”
ドイツ自動車事情
木村 好宏[モータージャーナリスト]
はじめに
 モータリング・ライターという肩書を持ってドイツに住み始めてもう30年以上経過するが、その間に日本を恋しく思うようなことはまったくない。特に自動車に関わりを持った仕事をしているとドイツはまさに天国と表現しても良いほどの国だからなおさらである。
 この国だけでなく欧州全体に漂う自動車に対する温かい眼差しは、若者に対してだけでなくこの欧州諸国に居住するすべての人々が感じることである。
 それは自動車の存在とそれを使っての移動に対する社会的な認知度の違いからくるものである。
「免許」システムの違いから
 まず基本的なところから始めよう。
 ドイツでは「免許証」という言葉はほとんど使われない。代わりに「自動車運転技術証明書」という。つまり自動車の運転はすべての国民に与えられている権利であり、それを享受するためにはだれかに「免じて許される」ものではなく、自分でその技能を習得しさえすれば良いのだ。
 それゆえに免許証の交付場所は警察ではなく、市役所、あるいは区役所の市民課である。そこには断じて犯罪予備軍として扱われるような敷居の高さ、あるいはある種の後ろめたさはまったく感じられない。住民票を取りに行くのとまったく同じ感覚である。
 ちなみにドイツでの免許証取得可能年齢は日本と同じ18歳であるが、そこではわが国と同じように時間とお金が掛かるのでしばしば学業を優先するかどうかが問われる。
 ところでドイツをはじめとする欧州では免許証を一度取得すればそれは一生有効だ。つまり4年に一度の書き換えによる手数料納付という、あたかも年貢のような課金制度は存在しない。もしその間に道交法が変わればTVや新聞を通じて内容が細かく伝えられるし、それに沿って自分の責任で学習する。また、身体的あるいは健康的な障害、あるいは加齢によって運転に支障がきたすような事態が起こった場合は自らが申告するような状況になっている。
新車購入年齢の高さと中古車の走行距離の長さ
 さて免許証を取得して次のステップは自動車の購入である。これもどこの国でも同じように若者の財布は薄くて軽いので、即新車購入などということは滅多に起こらない。
 だいたいは父親が10年以上乗っていたパサートとか母親が15年以上セカンドカーに使っていたカローラなどの中古車に乗る。
 もっともこの国で新車を購入し始める年齢は早くても40歳過ぎ、ゴルフでも50歳以上、メルセデス・ベンツAクラスでは54歳を超える。ホンダ・ジャズ(フィット)あるいはトヨタ・ヤリス(ヴィッツ)などのBセグメントでさえ、平均で48歳となる。
 それ以外の人たち、車両購入者のおよそ半分は中古車を選ぶのだが、この中古車の概念が日本とはちょっと異なる。それは走行距離だ。ドイツでもあるいは他の欧州諸国でも巷に流通している中古車のオドメーターには普通5万キロメートル以上の数字が並んでいる。また中古車ディーラーでも買い取りに難色を示し始めるのは15万キロメートルくらいからだ。日本のように過走行中古車などというレッテルを貼られ、まるでもう価値のない道具のような扱われ方は絶対にされない。クルマは大事に使われ、ドイツでの平均車両使用年数は8.5年、その時の走行距離は少ない方で6万から7万キロメートル、多くは20万キロメートルを超えている。
「7ヵ月車検」など的を射た車検制度
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4月から10月までの期間限定使用を示す「季節ナンバー」
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工業製品文化遺産として認められたクルマに付く「ヒストリック・ナンバー」は末尾に「H」がある
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クラシックカーを堪能することも可能だ
 さて、こうして親からあるいはディーラーなど他の手段で取得した安いクルマでも日本では維持費という壁が立ちはだかる。駐車場、車検、税金などだ。
 それと比べるとドイツや欧州諸国はまさに楽園のようなところである
 ドイツにおける車検を例に挙げると、仕組みや新車は3年、その後は2年というインターバルは日本のそれとほとんど同じだが、実施するのは運輸省下の車検場とは違って民間の非営利団体、いわゆるTÜV(技術検査協会)が行う。つまりお役所仕事、すなわち監視ではなく、使う側の立場に立って指導するのだ。ふつうは検査が先、いわゆる前車検で料金も安く比較的新しいクルマならばチェックだけで1万円以下、古いクルマでも指摘された箇所を直すだけで済む。法定交換部品などというものは存在しない。
 またドイツではこのTÜV、車検機関に関しても占募化されないように別の請負機関DEKRAが存在する。この団体はかつてF1のチャンピオン、ミヒャエル・シューマッハーのパーソナル・スポンサーの一社で彼の帽子にその文字が見られたのを覚えている方も多いと思う。
 車両検査費用が安いのはすでに述べたが、同時に車検ごとの重量税などという不可解な税金制度も存在しない。
 さらに車検内容にも個人で選べるオプションがあって、例えばオープンカー、あるいはモーターサイクルを所有している人は厳しい冬は走らないので4月から10月までの「7ヵ月車検」という申し込みもできる。そうすると車検代も、税金も、そして保険も安くなる
 
 
 
・・・・・・はやり アチラは考え方が進んでますね 
     
でも ポンコツが投機の対象になって 本当の愛好者が楽しめなくなるのは困りますが