万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

限定解除の思い出

今は教習所で大型二輪免許が当たり前で取れる世の中ですが 
昔は難しかったんだよ・・・  と言っても 若い人には解らない
 
28年前 トライアル仲間で 自動車学校の教官をやっていた友人が「 二輪の教官資格試験より 限定解除のほうが難しいかった 」と
 
 
 
当時流行っていた曲がコレ 「愛は勝つ
 
 
 
そういえば バブルの初期で 私も会社にも慣れ 余裕が出来周りに目が行くように
 気がつくと 会社の後輩の女子に可愛い子がいました 
少し長身で ボデコン&前髪トサカが似合い 涼しげな目元がチャーミング
 
どういう経緯かは 忘れましたが 二人っきりで食事に誘うことに成功
その 一回のデートで私は彼女に夢中になりましたが 肝心の彼女はツレナイ態度
 
後から わかったことですが ほかに好きなオトコが出来たようで・・・・
 
 
 
冷たい 彼女の態度に 「愛は勝つ」の音楽はイヤミにしか聞こえなかった そんな頃

 
 
 
              当時 気に入って乗っていた CB350FOUR
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               エンジンから異音が出るように
                カムチェーンテンショナーをいじるもダメ ヘッド開けて見ると カムチェーン自体が伸び                 限界まで伸びきり 修理断念
               
 
そんな折 トライアルの先輩から バイクを譲ると言う話がありました
 
 CB750FZ
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なんでも 「カワサキGPZ900忍者に乗り換えるから  もう一年車検のCBは要らない 格安でどう?」
 
その話に飛びついたのは良いのですが いわゆる限定解除は持ってない
会社の先輩も20回以上受けて 未だ合格してないライダーもいたし・・・・
 
私も正直言うと 受かる自身は無い
 
 
そこで 沼津でナナハン教習をやっている 自動車学校に通って練習することに
 
自動車学校に到着すると 例の「愛は勝つ」がスピーカーから有線で流れてます
・・・愛には勝てなかったけど ナナハン免許は取ってやる・・・
と気合で練習、  幸い 一本橋波状路はトライアルをやっていた関係で 楽勝
その分 スラロームや ブレーキングを重点的に練習
 十数時間 乗りました
 
その自動車学校の検定を通ると 事前審査は免除に
検定を通ったところで 試験場予約
 
そんな訳で 私は事前審査免除でしたが
静岡の事前審査は「バイク引き回し」 「メインスタンド掛け」 「45度」という3項目
45度って・・・何?   私もその時まで初耳
 
これは バイクに跨ったまま バイクを45度倒し また戻す動作をテスト
糞重い ナナハン(G7やZ2が試験車)でこれをやるのですから 運転がうまくても体力が無いと ここで落とされます
年配のライダーや筋力の無い女子は かなり難しい課題
 
 
試験場の教官からは「限定解除はミスなく走るだけじゃダメ 上手じゃないと受からない」と言われてました
その為 練習はしましたね
 
予約も取って 試験は一回目 自信はありました  試験車両はヤマハFZX750をチョイス
実地試験 ブレーキ 、スラローム、 一本橋と順調にこなし あとは踏切渡って帰るだけ・・・・
というところで 安心したのか コースミス
 
静岡は 全員の実地試験終了後に合格発表 があります
この日 受験者 約70名 合格2名     ・・・・電光掲示板 私のナンバーは不点灯
 
 
 
 
不合格から 5週間待たされて 2回目試験
試験終わって 電光掲示板  この日も約70名の受験者  合格者 5名
私の ナンバーは ありました
 
 
試験管 曰く 「今日は合格者が多いな~」
他の受験者に聞くと 1名も合格者が無い日も珍しくないそうで・・・・・
 
この日の合格者 私が最年少で最小回数受験で合格だったそうで  受付で限定解除のハンコ押してもらい
帰宅
 
すでに名義変更してあったCB750Fに早速乗る
嬉しさがこみ上げて 早速馴染みのバイク屋に報告に
 
CB750Fは 大きくてパワーがあって  音が・・・物足りない
でも 一応憧れのバイクに乗れ 気分はハイ
 
私のその後の実感ですが 2回で受かってしまった検定解除より トライアルでジュニア(現 国内A級)昇格のほうが苦労しました
 
 
彼女の方は数年後 新しいのができまして CB750Fの後ろに乗っけて ツーリング
今は 良い思い出かな
 
 
いすれも 20代 前半の ほろ苦いくも 甘い思い出ですね