万年NA バイク日記

北陸のポンコツ乗り、バイクを通じて欲のままに生きてます

GHO W3万年号 5月19~21日作業(レギュ・エンジン腰上)

GHO シリーズ
今日の題名は5月19日~・・・となっていますが これ以前にヘッドの加工も終わってますが
ヘッド組むときに一緒にアップしたほうが分かり易い
 
同じ様に 多少タイトルと前後する作業もありますが 勘弁願います
 
 
電気系ですが 2ポイントから1ポイントに変更する大胆な改造
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前回書き忘れましたが イングニッションコードの文字注目
▼ YAZAKI  2005  とあります  ・・・・つまり2005年製造品
本体はもっと古いですから コードのみ付替え
 
このタイプのイングニッションコイルはコードも含めて 一体モールド  
普通でしたら コードのみ付替えは出来ません
先生曰く「半田付け」と聞きましたが どのように付け替えたのか   (ゴッドハンドだから出来る技か?)
 
 
 
昨日の姫路の松居様のコメントで ネタバレしたしまいましたが
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赤いコードがミソ  
今回取り付ける レギュレーターは より高性能な ICレギュレーターに変更
 
そのベースを穴あき加工
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レギュレーターは 発電機の電圧が高くなると 余分な電圧をカットして バッテリーに安定電流を供給
余分な電気は熱として放出しますので 風を通し冷却効率を高める為の加工です
 
 
そのCIレギュレーター取り付け
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これは 先生の愛車W1Sに取り付けているモノと同じ
先生に何処の取り扱い製品? と聞いたら 市販品ではなくて 姫路の松居様製 
 
エンジン低回転から14Vチョイ 発生 回しても電圧が安定
信頼性も先生の過去のテストで実証済み 
ライト常時点灯でも問題なし(・・・むしろレギュレーター本体の発熱量が減るので常時点灯の方が回路にも好ましい)
 
そんな訳で 姫路の松居様には 昨日の記事でバレちゃいましたネ
 
 
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取り付けも 写真の様に浮かして取り付け 放熱効率はバッチリ
 
 
 
エンジンシリンダーですが ボーリングから上がってきました
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カムのガイドを取り付け
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シリンダーはホーニング
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先生の過去の経験からやっている工程
この加工と関係があるか分かりませんが この頃のバイクは新品エンジンだと 必ず慣らし走行
「1000km」 
同じ様にエンジンOHしても 慣らし走行「1000km」
・・・・古いバイク乗りなら常識ですが
最近のエンジンは慣らし不要
レースなんかでも シリンダー組み替え直後から 全開走行は当たり前
「慣らしは?」なんて現場のメカに聞いたら 「古い」 と 白い目で見られます
 
これは 部品の加工精度や材質の向上など 技術進歩がある訳ですが
 
先生に このWのエンジン 慣らしは? と聞いたら 「250km」 との答え
この丁寧なホーニング加工追加が シリンダー表面の凹凸を無くし 慣らしは普通の四分の一でOKという 精度を出しているのかも
 
四分の一と言い切ってしまう先生の 言葉は長年の実績からくるデーターから出た数字
・・・・・やっぱり ゴッド
 
 
 
先生のピストンの組み方ですが
まず ピストンにリングを組んで 写真の様にシリンダーに挿入
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このやり方なら ピストンリングコンプレッサーも不要で リング部分が組めます
 
 
コンロッドを2本の専用子割板で固定
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そこに ピストン入れたシリンダーごとかぶせ位置を合わせ シリンダーシャフトを貫通
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ピストンがシリンダーに収まりました
 
あとは芯出しして
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ボルト締めて 組み込み完了
 
 
                                               ・・・・・・・・・・・続く